企画展 シルクロードの至宝 2009 (9)
作品紹介 その8。「イスラム美術といえば、タイル!」というくらい
イスラム建築の最もよく知られた装飾方法です。
陶製のタイルは釉薬がかけてあるので、色あせることがありません。
宗教建築で人物・動物表現が禁じられていたため、
装飾モチーフとして植物文様・幾何学文様・文字文様が
発達しました。
星形のタイル。 14世紀頃。

タイルは建築壁面という大きな空間で用いられるため
その空間を満たすように・・・ということから
そこで用いられる文様も複雑に絡み合ってつながっていく、
そしてデザイン化が進み、非現実的で、より装飾的になっていきます。
この作品も、コバルトブルーの地にターコイズ、紫の差し色が効果的です。
カテゴリ : 企画展(アンティーク)