企画展 シルクロードの至宝 2009 (8)
作品紹介 その7。今回の出品作品の中で、一番古いものがこれです。
紀元前 2000年頃の作品。

水鳥・・・ ペリカンかな?
このフォルム、大胆で、斬新。 古さを感じさせません。
もちろん一度でこの形が出来るわけはなく、
部分部分のパーツを作り、接着していくわけですが・・・
この無駄のなさ。
余分な装飾がない分、潔さや厳しさを感じます。
以前、「コンテンポラリーとモダンの違いはなにか?」という話で
盛り上がったことがあります。
概念的な話になってきますが、コンテンポラリーは、「今」。
作品が発表された時点で、斬新であり、時流に乗っているもの。
モダンは、時代を超えて、いつの時代でも斬新なものではないだろうか・・・
そう考えると、この作品はまさしく『モダン』ですね。
カテゴリ : 企画展(アンティーク)