企画展 Bijoux du verre Bijoux soleil (2)
その若奈さんのつくったビーズを中心に、アクセサリーに仕立てているのが珠美さんです。そもそも、ランプワーク(またはバーナーワーク)は、ランプまたはバーナーの炎で
ガラスを熔かして制作する方法で、とんぼ玉はこの方法で作ります。
コアガラスもそうですし、最近ではパイレックスの作家さんも増えてきました。
ガラスの技法にも、ブロウ、コールドワーク、キャスト、キルン・・・などなど
いろいろありますが、ランプワークのとんぼ玉の世界はちょっと特殊(・・・と私は感じるのですが)。
他の技法の本はそんなに、というかほとんど見かけませんが、
ランプワークのテクニックや、作品となったとんぼ玉の本は
結構あるんですよね。
で、とんぼ玉。
英語では、Glass Beads。
穴のあいたガラスの玉です。
熱烈なコレクターが存在するのも、とんぼ玉ならでは、ではないでしょうか。
割と簡単に機材が揃えられて、それほど場所もとらず、
手軽に始められるのも人気の一つでしょう。
コレクターならば、いろいろな作家さんの作品を収集していけば楽しいのですが
世の中にはコレクターばかりではありません。
とんぼ玉をご覧になって、「これ、どうするの?」と疑問に思う方は意外と多いのです。
そこで!珠美さんの登場!!!
若奈さんの作品を身につけられるように、アクセサリーのパーツとして
(パーツと言っては若奈さんに失礼ですけれど・・・ ごめんなさい)
使って、新たに作品を制作し、命を吹き込んでいるのです。
素晴らしいですね。

天然石や金属と組み合わせたり、革紐を使ったり。
若奈さんの玉 単体の持つ魅力に、
さらにアクセサリーとしての魅力も加わり、
『グラスジュエリー』となった作品たち。
私もいつのまにか仕事を忘れてお客様になってしまうのが
困りもの・・・なのです。

カテゴリ : 企画展(コンテンポラリー)