シルクロードの至宝 (3)
ラスター彩婦人図鉢陶片![RIMG2490_convert_20111110171245[1]](https://blog-imgs-44-origin.fc2.com/a/r/t/artglycine/2011111017302316b.jpg)
カシャーン イラン 12~13世紀
今回はこの作品を
手に取るのが楽しみでした!!!
高さ7.6cmと
決して大きくはないのですが
なぜか心惹かれるものがあって。
小さいけれど
存在感があります。
陶片、ではありますが
しっかりした厚み。
かなり大きな鉢?皿?の
一部分ではないかと推測されます。
ラスター彩というだけでも
心ときめきますが
この女性の顔が
なんともいえず エレガント。
偶像崇拝は禁止されていたものの
宗教的用途には関わっていないものや
他宗教の装飾品には
割と頻繁に描かれていたのも事実。
主催者であるアナビアンさんも
「この作品は大好き」 と
にっこりされていました。
ラスター彩は
イスラム陶器の代表ともいうべきもの。
ラスターとは
英語で「輝き・煌き」を意味します。
光を受けて虹色に輝くこの技法は
もともと金銀を好むイスラム諸国の人々に
絶大なる人気を得ました。
カテゴリ : 企画展(アンティーク)
テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術