sharaku
BSプレミアム 「知られざる在外至宝」 で「徹底分析 写楽全作品 ~浮世絵版画全145枚が語る謎の絵師~」
という番組が放送されました。
昔は、あまりにも制作期間が短いため
「 写楽は誰か? 」
つまり その当時の絵師の一人が
写楽という芸名で活躍した、
あるいは ・・・ と いろいろ話題となりましたが
今は 「 阿波の能役者 斎藤十郎兵衛 」 とする説が
有力となっています。
なかなか目にする機会のない 写楽。
また 浮世絵をあつかっていても
すべての人が写楽をあつかえるわけではありません。
歌舞伎の演目、
演じた役者、
そして 絵となった場面。
写楽の描いた役者の顔、
色数の少なさ、
役者の姿、動作 ・・・ などなど。
なぜ、写楽があれほどもてはやされたのか?
第一期の大首絵、
第二期の細判の全身像、
第三期の大首絵と背景まで描きこまれた細判作品、
第四期の最後の10枚。
いろいろな分野の専門家が
いろいろな角度から分析していて
おもしろかったです。
うれしかったのは
作品のすべてが
復刻版ではなく
ちゃんと江戸時代の作品を
使っていたこと。
当然 摺りも保存も
よいものばかりを紹介していましたが
ちょっとくたびれてるな?とか
汚れがあるな? と
ご覧になった皆さんは感じたのではないでしょうか?
大体 浮世絵の番組をつくると
紹介される作品、というのは
当時の作品ではなく
後世の復刻版が多いんです。
だから ぴっかぴかにきれいなんですね。
でも、ね。
あれだけの摺りと保存状態を兼ね備えた写楽って
なかなか売り物では出てきませんよ。
そのくらい きれいなものばかりです。
お値段も、相当なもの。
もちろん

摺りも保存も ピカイチ

作品もあります。
経年変化で 和紙に絵具がいい具合になじんで
ため息が出るくらい きれいです。
お値段も ピカイチ


さて、冒頭でオークションのシーンが出てきましたね。
私、あそこにいました

知り合いも 後頭部が映ってましたね~。 ふふふ
