ガラスの器・色とりどり 佐野猛・曜子作品展(4)
反対に 大きな作品は景色も大きくまります。大きな作品は、特に「口」の部分に
こだわって制作されているとか。
そういわれると 口の部分には段差が・・・・・
![DVC00044[1]_convert_20101015235331[1]](https://blog-imgs-34-origin.fc2.com/a/r/t/artglycine/201010152358004bf.jpg)
![DVC00049[1]_convert_20101015235422[1]](https://blog-imgs-34-origin.fc2.com/a/r/t/artglycine/20101015235759394.jpg)
この段差、削り出してつくっているそうです。
「吹きガラスの技法だと、
口の部分はどうしても吹き竿がつくので
細かい細工は無理。
なので削り出します」 とおっしゃるのですが・・・・
言うは易し、行うは難し。
またこの段差は、遺跡や城壁などの
建築物をイメージしているとのこと。
例えば建物には必ず窓があるので
それをモザイクで組み込むことで
より自然さが生まれます。
そうやって作品を見てみると・・・・
たしかに建物に見えてきますね。
また猛さんの作品は 表面をすべて面取りして
すりガラスのようなマットな風合いにしています。
これは、ガラスは光を透過してしまうので
表面をつや消しにしたほうが
背面の色が映り込まず
色が鮮やかになるから、とか。
わかりますか?
![DVC00052[1]_convert_20101015235509[1]](https://blog-imgs-34-origin.fc2.com/a/r/t/artglycine/20101016001004e68.jpg)
![DVC00051[1]_convert_20101015235551[1]](https://blog-imgs-34-origin.fc2.com/a/r/t/artglycine/20101016001003ef0.jpg)
![DVC00053[1]_convert_20101015235625[1]](https://blog-imgs-34-origin.fc2.com/a/r/t/artglycine/201010160010039df.jpg)
このグラスは 猛さんの色ガラス作品にしては
珍しく つや消しをしていません。
比較すると 風合いも表情も
まったく違って おもしろいです。