とーきち パリ日記 2010.9 (2)
今回は、浮世絵のオークションでやってきました。とにかく点数が多くて、四日間連続。
毎日二回ずつセールがあります。
まず、ヨーロッパ、そしてパリでオークションがあるということ。
もし仮に日本で四日間もオークションをして、
これだけの人が集まるかどうか・・・・
話題にもならないかもしれないですね。
ヨーロッパの懐の深さを感じます。
文化に対する考え方、とらえ方が違うんですね。
自分自身、オークションの裏方は
かなり長いことやっているので
スタッフの方々がいかに大変か よくわかります。
特にこれだけ点数が多いと
管理も大変だし、お客様はわがままなものなので。
オークション前に、作品の下見ができるのですが
我々はテーブルに座り、スタッフの方に見たい作品の
番号を渡す。
するとスタッフの方が作品を運んできます。
対面です。
中には 「はじめから順に全部持ってきて!」 という
方も多々いらっしゃいますしね。
順番に見ることができればいいのですが
一人ではないから それも難しい。
人気のある作品などは、
待っても待ってもなかなか見ることができない。
これだけ多いと同じ作品もあるので
「これとこれを比べたい!」 ということもある。
いかにしてスタッフの注意をこちらに向けるか。
それが重要なポイントです。
スタッフが気がつかなければ
ずっと作品を持ってきてもらえないのですから。