とんぼ玉・ランプワーク展 2010 (6)
ホンマトモコさんの作品です。
ホンマさんからのコメントです。
「シェブロン玉の質感が好きで
この技法にこだわり制作しています。
手に取って頂いた方が作品から
いろいろな事を想像してもらえるような
作品作りを目指しています。」
さて 「シェブロン玉」 とは?
英語で 「鋸」、「山形」 の意味で
断面の文様そのままを通称としたものです。
このシェブロン玉、歴史は古く
15世紀末頃にヴェネツィアでつくられるようになり
以来アフリカとの交易品として輸出されていました。
アフリカ交易用のシェブロン玉は
「ビーズの貴族」 と呼ばれ
富や権力の象徴として
重んじられてきました。
さて、ホンマさんのシェブロン玉。
従来のシェブロン玉をさらに細かく、
さらに複雑に発展させています。
現在は 「削った玉」 を総称して
「シェブロン玉」 と呼んでいるそうです。
複雑に入り組んだシェブロン玉・・・・
まるで万華鏡をのぞきこんだ世界のようです。