日本の現代ガラス作家 (1)
日本の現代ガラスの一端を担うガラス作家展 「煌きをとどめるかたち」 が始まりました。
ギャラリー外での企画展示ですが、
我々が 富山ガラス工房 と一緒に企画。
今回は富山在住の作家さん限定で
ご紹介しています。
富山は 「ガラスのまちづくり」 を
コンセプトに、
ガラス作家の育成・教育に力を入れています。
その中心となっているのが 「富山ガラス工房」 。
学校でもあり、また広く一般に開放されたガラス制作設備も
あります。
築炉はなかなか大変なことでもあり
制作設備をレンタルできるというのは
若手作家さんには とてもありがたいシステムで
自然 ガラス作家さんが集まりやすい環境になっています。
今回は特別に 「アートピース」 を中心に
出品していただきました。
日本のガラス作家さんは、技術的にも高いですし、
またどんどん力をつけています。
ただ残念なのは 大きな作品をつくれないこと。
というのは、すべての工程を一人でこなすからで
大きなサイズの作品を制作しよう!と思ったら
二人あるいは三人がかりで制作しないと難しい。
特に吹きガラスは、そうです。
よって日本人の 「アートピース」 で
「大きなサイズの作品」 というと
吹きガラスではなく、キャスト(ガラスの塊)が多くなり、
とても重い作品になってしまいます。
展示も大変です。