とーきち パリ日記 2009.10 (8)
estampes japonaises (5)オークションも佳境へ。
作品もどんどん競り落とされていきます。
始まる前に「歌麿か写楽で、レコードがでるかも!?」とささやかれていましたが
残念ながらレコードは出ませんでした。
もしレコードが出ていたら、日本でも報道されたことでしょう。
しかし、出品作品はすべて完売。
このご時世なのに・・・
日本人ディーラー達も頑張った。
何点かの写楽が里帰りしました。
浮世絵に対してきちんとした評価がされたことには脱帽

他国の美術品でも、きちんと評価して受け入れる。
ヨーロッパの文化に対する懐の深さに感心しました。
もし同じ作品を日本に持って行って、日本でオークションをしていたら
ここまでの結果が出たかどうか・・・ 疑問です。
残念ながら無理でしょうね。
自分のお目当てのもの、たとえ一点でも、嬉しそうに小脇に抱えて
帰っていくフランス人を見て、かなわないなぁ・・・とため息が出てしまいました。