サクラ
名古屋では、桜の開花宣言が例年に比べ8日も早いという。

今朝、ラジオで「サクラ」の語源について話していた。
花の「咲く(さく)」 に 「ら」。
「ら」は接尾語で、名詞をつくる。
今 咲いている花、という意味か?
古語辞典で調べたら、
「ら」(接尾)形容詞の語幹について名詞をつくり
そういう状態であることを表す、とある。
え? 「咲く」は形容詞?
もっと真剣に聞いていればよかったなぁ・・・
短期間しか咲いていない 「サクラ」。

いさぎよい散り際は、日本人の美意識にピタリとあう。
サクラの季節になると
小学生時代 先生から教わった歌を思いだす。
『明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは』
親鸞が得度するわずか9歳の時
日延べしようとした際に詠んだ歌である。
今なら意味もわかるが、小学生に教えた先生がえらい。
もうひとつ、その先生から教わった名言。
『なせば成る 為さねばならぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』
誰が詠んだのかを知ったのは、ずっと後になってからのことだった。