日本橋

Web Museum
保永堂版 東海道五十三次 日本橋
東海道五十三次の第一番目。
「朝之景」と題し、日本橋を渡る大名行列を描いています。
「お江戸日本橋七つだち・・・

旅は七つ(午前四時)に出立するのが一般的でした。
「朝が早い」の代名詞でもある魚売りを配して
日本橋の朝を描いています。
また紫雲も早朝の雰囲気作りに一役買っています。
シリーズ物の一番目としてはバッチリ!ですね。
その後、雲の色が変わり、さらに雲を省略した作品が刷られるようになります。


浮世絵を扱う場合、「初期刷り」、「後期刷り」という
区別をすることがありますが、これはまた別の機会に。
カテゴリ : Web Museum (浮世絵)