安藤広重? 歌川広重?
Web Museum で浮世絵の紹介を始める前に、まず『広重』について。
今の教科書では違いますが、
我々の時代の教科書(long long years ago・・・)では
「安藤広重」となっていました。
ですから、年配の方々(失礼!)には「歌川広重」はピンとこない。
もともと安藤家は火消同心職で、安藤家養子の源右衛門の子の徳太郎が「広重」です。
歌川派の豊広に入門し、「広重」の画号を得ました。
家姓の「安藤」と組み合わせて『安藤広重』といわれてきましたが、
正確にいえば、画姓である「歌川」と画号「広重」で
『歌川広重』となります。
安藤広重でも間違いではないのですが、
学術関係者の間では「歌川広重」と呼ぶのが普通です。